ノビントス通信

レッスンの様子

お母様対象 ハテナのとびら 開催しました

『ママ講座 子どもたちが安心して生きるために 親ができること』講師 榎木美穂先生

特別講師の榎木美穂先生は、元鹿児島県警察官であり、現在は幼稚園に通う二児のお母さんで、カウンセラーのお仕事もなさっています。御縁があり、お話を進める中、「子供の安全教育」において、協力しあえると感じました。

 子育てのなか、子ども同士のトラブルも、どう対応したら良いのか最善を尽くしたいものの、大人の介入の難しさに悩んだり、見守っているだけで良いか、心底悩むものです。

また、事故や様々な事件も、ある日突然起こるもので、「まさか・・・」と愕然となってしまいそうですね。その時に親やまわりの大人たちが、どのように対応するかは、普段から無関心でいることと、「そのまさかの時のための心得や準備がある」とでは、子どもへの配慮や、迅速に行動することに大きな差が出てしまいます。それを考慮し、今年度は、今回から3回のレッスンを行ってまいります。今回は 、何かトラブルが発生したときに、子どもだけでなく、親の心の同様も大きいかもしれないということで、事案確認をするために、子供との対話が落ち着いてできるよう、「お話の順番シート」を用意してくださいました。勿論、普段から「対話」をしていることも大事なことです。普段から親子の対話がないと、子どもも親には話せません。「宿題したの?」「お風呂に入りなさい!」「明日の予定は?」というようなものではありません。「対話」をしていますか?「話し上手は聞き上手」です。話を聞いてくれるお母さん、お父さんがいることで、頼る心も生まれてきます。

それでも親は、問題が実際に起こると、慌てたり、カッとなってしまったり、心が騒いでしまいますから、話を聞くポイントや順番など考える余裕などありません。心を落ち着かせ、冷静に対応することにも使えそうな「お話の順番シート」です。そして、気持ちを親子で書き出してみるシートへと移ります。そこで、実際にそれを行動に移すと、どんなメリットとデメリットがあるか、考え、話し合う時間も生まれます。焦って慌ててしまうと、子どもの心を傷つける言葉を思わず発してしまったり、問題の糸が絡まってしまって、解決に時間がかかってしまうかもしれません。今回は、「もしも」のできごとが起こった時のことを考えるきっかけにもなるレッスンでした。

参加されたお母様方からも、タイムリーなお話だった!こんな風に、「もしも」に備える事を全く考えていなかったからありがたかった!と大好評でした。事が起こってしまってからカウンセラーに相談するよりも、普段から話し合ったりする機会や備えがあれば、「抑止力」にもなるのではというご意見もありました。

今回頂いたシートも、そしてお話も、子どもに見せたり話したりするものではありません。両親でまず、話してほしいと思います。親や大人のために開いたものです。頂いたお話シートは、いじめの問題など子供同士のトラブルから、無い方がよい事件に遭遇したときまで、心を落ち着かせて、冷静に行動するためのものですから、親が管理して下さい。

灘区、東灘区では、女性よりも子どもをターゲットにした事件の方が多いこともわかりました。

秋には、榎木先生をお招きして、第二回目のママ講座を開催いたします。「もしも」に備えるお話を一緒にしていこうと思います。一人一人が、各ご家庭が、人任せにせず、考えてみる、話してみることはとても大事なことではないかと思います。

その少し前に、第一回目のおさらい会を開きます。第二回目の講座に向けて一緒に学びませんか?「おさらい会」のときにも、参加者全員の方に「お話順番シート」をお渡しいたします。時期が近づきましたら、詳細をお知らせいたします。

ぜひ次回、皆様のご参加をお待ちしております。

上里学園みらい塾神戸校

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