ホトトギスが夏だよ!と鳴いていますよ
「ほととぎす 大竹藪を 漏る月夜」松尾芭蕉
朝日が登る前、午前4時頃でしょうか。ふと目が覚めると、ホトトギスの鳴き声が聞こえてきました♪
ホトトギスを漢字で明記すると「時鳥」。その名前の由来は、鳴き声からによるもので「ホトホト」と聞こえる鳴き声がホトトギスの由来となっていると考えられています。また、ホトトギスの「ス」については、カラスやウイグスの「ス」と同じで小鳥類を表す接尾語としてつけられたようです。おもしろいですね♪ただ、漢字で「時鳥」と明記することから、「時(とき)」と関連されることで「ホトトギス」と名付けられたという説もあります。江戸時代以降はホトトギスの鳴き声の表現が「ホトホト」よりも「ホンゾンカケダカ」、「テッペンカケタカ」といった具合に変化し、戦後は「トッキョキョカキョク」などと表現するようになったことから、今では名前の由来が鳴き声からきているものだと解りにくくなっています。
ホトトギスのお母さんは子育てをしません。卵の柄がそっくりな、うぐいすなどの他の鳥の巣に、卵をうみつけます。気づくとその鳥はカンカンに怒って威嚇しますが、気づかない鳥は育ててしまいます。この話を子どもたちにすると、目をまるく見開いて「えー!?」と驚きます。
初夏、夜暗いなかで、ホトトギスは鳴いています。その声を、「忍び音」というそうで、「夏は来ぬ」の歌の歌詞にも出てきます。このように、「知っていること」があればあるほど、季節の移り変わりを心から楽しめます。日本の文化や自然を楽しむ、慈しむ心を育むことを大切にして、大人になっても「ああ、夏だなあ」と季節を楽しむ人生を、そして、日本に来られる外国人の方にも、日本の良さを伝えていける人であってほしいと願います。
初夏の日の出を楽しみながら、イソヒヨドリ、うぐいす、雀、ひよどり、カラスなどの野鳥の歌声を楽しんでみました。
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