甲南幼稚園さんの生活発表会 感動しました

小学校の講堂の、舞台よりも説明会の時には椅子が並んでいる床部分を広々と使っての演技で、保護者さんをはじめ、観客側と子どもたちがとても近く、子どもたちがのびのびと演じていらっしゃいました。
生徒さんたちと先生方が力を合わせて作られた大道具もとてもすてきでした。
年少さんは、先生の言葉をよく聞いて、次の自分たちの言葉や表現をしっかりと覚えてがんばっていらっしゃいました。先生の声はとても落ち着いていて、その表情や声は子どもたちに自信を持たせる気迫があり、子どもたちは安心して演じていらっしゃり、不安をのぞかせる子はいませんでした。心がつながっているなあと感じました。
年中さんは、普段の運動や表現遊び、運動会の演技に使われるパラバルーンも登場する演出で、本番ではとても膨らんだそうで、ストーリーの途中ではありますが、パラバルーンのなかから、嬉しそうな声が漏れてきて、ああ、きっとうまく膨らんだ「大成功!」の喜びを分かち合ったり、みんなで演じる楽しさを全身で感じているのだろうなあと、パラバルーンんの中の子どもたちの様子を、想像しながら見ておりました。大きくふくらんだパラバルーンの中は、閉ざされたヒミツの隠れ家のようにもなるので、ワクワクしているだろうなあと、中の様子を想像すると、とても可愛く感じました。台詞、表情、劇の中で演じる魚の泳ぎ方は、子どもたちの考えをたくさん取り入れられたそうです。
大道具のうしろに並んだり、身を潜めたりするときも、とても一生懸命に位置を確認していたり、お友達と助け合う姿が健気でした。
年長さんの劇は、年長さんになってから毎日のように魔女ごっこを楽しんでこられたそうで、絵本の世界に親しみながら、子どもたちの体験とも重ね合わせて作ったオリジナルのお話でした。毎日の積み重ねからできたオリジナルのお話を演じる発表会は、きっと卒業してからも、心に温かく楽しい思い出となって残ることでしょう。
年少さん、年中さん、そして年長さんと続けて劇を拝見し、発する言葉や、歌を歌う声が、1年ごとにはきはきと大きな声になっていくことがよくわかりました。先生方が子どもたちの考えや感じたことを大切にして、みんなで作って練習を重ねてこられた中で、いろんな出来事があり、困ったことも喜びもすべてが子どもたちの成長につながってきたことでしょう。
同時に、先生方もご両親も、子どもたちと一緒にいろいろなことをご経験されて、子どもたちと一緒に成長されてこられたのだなあと思いました。すばらしい発表会を拝見しながら、皆様全員が、とても晴れやかないいお顔をされているように感じました。
園長の江口先生が、保護者様へ、がんばった園児さんたちと帰宅したら、お膝にのせて、小さな両手をお母さんお父さんの大きな手で包んで、やさしくもみもみしながら、対話をしてくださいとお話をされていたことが、心に残っています。ご両親の温かい手に包まれた、子どもたちの手には、愛情がいっぱい伝わることでしょう。

★12月も楽しい園庭開放や工作イベントがあるそうです🎵

学び舎ノビントスは、大切なお子様の
元気いっぱいの一歩を応援します。
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