小さな国際交流を大切にしています
ルワンダとみらい塾 遠いけど近いかな?
数年前から、ルワンダ在住の加藤雅子さんとご縁があり、ルワンダで「イミゴンゴ」をつくっていらっしゃる作りての方々や、バナナの茎で紙を作る紙工房の方々など現地の皆さんとの交流を行ってきました。加藤さんは、子牛の糞と草木灰を混ぜたものを板の上に伸ばして指で美しい幾何学模様を描く「イミゴンゴ」の調査や支援・販売の活動を行っていらっしゃいます。以前に神戸でイミゴンゴ展を開催されたときに出会い、温かい交流が始まりました。
昨年夏に、ルワンダから、加藤さんがみらい塾に訪問してくださり、楽しいルワンダについてのレッスンや、「イミゴンゴ」の作成レッスンを行ってくださり、みらい塾の子どもたちは、普段から学んでいる作図の知識と技術をいかして「麻の葉紋様」など、日本の古き伝統の模様を各自で描き、雅子さんやルワンダの「イミゴンゴ」工房のみなさんへ作品と手紙を送りました。紋様にも、健康や幸せを願う思いが詰まっています。イミゴンゴもそれぞれ幾何学模様には意味があります。その2つの素晴らしい伝統を、送り合うことが実現しました。
遠く彼方の国ルワンダは、みらい塾の子どもたち、保護者の皆さんにとって、この数年で心に近づいた国となりました。人と人の出会いはまさにミラクル!その奇跡的な出来事を大切に育んでいくことで、国と国という大きなものではなく、人と人のつながりから、国際交流が温かく始まります。細い糸のような心と心のつながりは、もしかしたら、子どもたちが成長し、大人になったときに、思いがけず素晴らしい友情や交流に発展していくかもしれません。
みらい塾には「子供の規範」という人間として大切なことが記載されている、小さな手のひらサイズの本があります。子どもたちも保護者の方々も、大切に読んでいます。算数、国語を学習していて、子どもたちの学力がぐんぐん上がっても、結局、算数や国語を学んでいるのに、不思議とこの「子供の規範」を学び続けているように感じるのです。教育は人格形成であると言われますが、たしかにそうだと毎年感じます。算数も国語も、人格形成であるとしか思えません。学力はこころの成長とともにあるものだと感じながら、レッスンを行っています。
帰国後、加藤さんは「イミゴンゴ工房」へ、子どもたちや保護者さん達のオリジナル「イミゴンゴ」と、コンパスと定規で作成した子どもたちの紋様の作品を届けてくださいました。その時の様子を加藤さんはメールで知らせてくれました。加藤さんからのメールは、次回のブログでお知らせ致します。
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