ノビントス通信

コラム

卒業生さんのお母さんからのメッセージ

ちょっと長いけど!大切なお話を一つ。。。

「小さな頃の習慣づけ 小さな頃に学んだことが ずっと力になって支えてくれて 今があります。」

希望の国立大に合格した教え子のお母さんが、おっしゃってくださいました。特別なことではなく、卒業生のご両親からは、同じ言葉をいただいています。「先生、会えたらいつか伝えたかったんですよ~~!もう~どう考えても、小さい頃に育ててもらった力しか、考えられないねん!」わたしたちは、小さな頃にお子様に寄り添って、家庭学習の時間を作ってくださり、年齢に応じた子育てのアドバイスを受け止めてくださり、より良い子育てを実践してくださったご両親のおかげだ!と思っています。

小さいころに身につけた「コツコツ」続けることで今がありますと、お母様が教えてくださいました。素敵な女性に成長したMさん。でも瞳は小さい頃のままです。愛らしい笑顔も!

5歳までの教育が人の一生を左右する ノーベル賞経済学者ジェームズ・ヘックマン教授

アメリカで1962年から1967年に実施された「ペリー就学前プロジェクト」というものがあったそうです。これは、経済的に恵まれない家庭の就学前の幼児に、幼児教育の専門家らによる質の高い教育を提供して、その後子どもたちが40歳になるまでを追跡調査したものです。 就学前教育(5歳ごろ)は30週間行われただけでした。彼らが40歳になった時の追跡調査によると、就学前教育を受けた子どもたちは、受けなかった子どもたちと比べて、 「学歴が高い 」「月給が高い 」「持ち家率が高い 」「生活保護の非自給率が高い」 といった点で顕著な差が見られたそうです。もう一つは10年後に行われた「アベセダリアンプロジェクト」も幼児教育についての実験研究の結果も共通点が多かったそうです。ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・J・ヘックマン教授は、幼少期の教育によって、自信や社会性といった「強い土台」を得たことで、その後の学習も継続しやすくなり、成人後の成功につながったのではないかと結論づけています。 人間の能力には大きく発達する時期があります。幼児期です。

「強い土台」を築くには就学前の時期が最適で、青年期以降に教育するよりも効率的だともしています。これらの研究はすでに日本でも行われています。

進学のご報告も兼ねて、Sくんが
ご家族で会いに来てくださいました。身長、抜かされました!

「三つ子の魂百まで」三つ子=幼児期の子ども 幼児教育は人生に大きな影響を持っている(仔羊幼稚園 園長上里先生の言葉より)

幼児期に教育的に良い環境で育った子の中には学力が優れている子だけでなく、健康な子、つまり健やかな体と安らかな心を持っている子、そして自信を持ってやる気や忍耐力、協調性に優れている、つまり健全な思考力や社会的な協調性なども育っているという子が大変多くいます。これらは一生続く、その子にとって大事な宝物と言ってもいいでしょう。大変大事なことは生活環境です。生活環境で最も大事なことは仲の良いみんなが助け合っている家族。優しい心や助け合う心が自然に育ちます。助け合うとは、他人に頼ることではありません。

自立心がないと他人を思いやる心は育たないのです。

自分のこともできない子に他人を助ける気持ちなど起こるはずがありません。そして考える力がない子は自立心も育ちません。行動力も幼児期に育つ大事な能力です。

好奇心も幼児期に育つ心です。子どもならだれでも持っている心ですが、これは大人が壊してしまうことがあります。子どもがせっかく発見し、「あれ?ふしぎだな。なんだろう?」と思っていると、すぐに何でも教えてしまうことで、せっかくの興味も消えてしまいます。「ほんとだ。なんだろう?ふしぎだね。」と共感し、子どものふしぎと思う心に寄り添い、図鑑などを子どもと一緒にみて調べてみる、話し合ってみるなどということをしなくてはなりません。その他「音感教育」「運動能力」も幼児期育つ大事な能力ですが、教える、詰め込むということではないのです。

「自立心」が育ちつつある子でなければ、音感教育も、運動教育もできないのです。どんな圧力をかけても。

子ども自身が興味、好奇心、不思議、知りたい!などという心が育っていないと、周りがどのような圧力をかけてもうまくは行きません。知らないことを教えてもらってもそれほど大きな喜びはなく、自分で解決したことは些細なことでも喜びは大変大きいものです。この喜びを知った子は何歳になっても自分で考えたいし、自ら知識を増やし、思考力もさらにつけて、高い技術もつけて、高い学力も育ち、もちろん社会に出てからも自分で考え、あらゆる困難にも立ち向かい、自ら困難を解決し、新しい発見や発明にもつながっていくのです。

このような人生を決定するのは幼児期のその子の育つ環境にあるということなのです。まさに、「三つ子の魂百まで」です。

あれれ!?見上げるように背も伸びててびっくりのAくん。ぐうぜん近所で出会いました。

私が経験した30年以上の幼児教育・児童教育と重ねてみる

この記事を読んだときに わたしもこの30年以上の経験で数多くの保護者さんがおっしゃってくださった言葉と重なっていることに気づきました。保護者様だけでなく、幼児期からの小学校高学年までを過ごした生徒さんたちご本人も同じことをおっしゃいます。ある医者を目指す子は、「数学が得意になったのは、坂井先生たちと過ごした小さい頃の経験からだよ。」と高校生になってお母さんに話してくれたそうです。

そして一歳半や2歳から3年生までの幼児期を共に過ごし、高校生や大学生、社会人になって会いに来てくださる教え子さんをみて、わたし自身もひしひしと感じています。

幼児期にコツコツとユーモアいっぱいに楽しく多くのことを覚えて発表したこと、コツコツと毎日、歯磨きやご飯を食べることのように、日課として続けていた教材のワークたちやレッスンで学んだことが、中学になっても高校になっても、あ、あれが土台だ!ちゃんと数学が好きになるように、理解できるように幼児期にちゃーんと学んでいたんだ!教えてくれていたんだ!と自分でわかってしまったと言うのです。そしてそれは、心がほんわかしたり、きゅーんと懐かしさに心がいっぱいになりながら思い出すのだそうです。

私立中学受験のために、専門のところに高学年になってから移られた子が、後々に「合格したのは高学年になって特訓をしたことじゃないって、テストを受けながら気づいたよ。小さな頃から、コツコツコツコツ毎朝してたワークと楽しいレッスンから学んでつけていった力だよ。」と言われていたことをお母様から聞きました。

わたしはその子のお母様にお話ししました。お子さんが気づいていらっしゃるから大丈夫です。小さな頃から私たちと学んだことを、しっかりと覚えていらっしゃるから、これから先も大丈夫です。期待しています!と。部活もイキイキとがんばって、部長を務めているそうです。

芯にあるのは幼児期に培った大きな基礎力です。

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