一対一対応(いちたいいちたいおう)ってなあに?
幼児期の数あそびが、未来の高学年の算数を支えているよ!
一つずつものを数えるということは、とても大事!
数が1~10まで言えたり(数唱)、数字が読めたりしても「一つずつ数える」ことは、多くの小さな子どもたちは思うようにできないものなのです。

「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」と言いながら指をさして数えていると、いつの間にか指がどんどん先にズレていったり、どんぐりを拾いながら「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」と言って数えているのに、拾う動作と声が合っていないなど、「あるある~!」思い当たる節がありませんか?本人はちゃんと数えている!と思っているようですし、微笑ましくもあるのですが、ずっとそれでは心配ですね。
「うちの子ちゃんと数えられるようになるかしら・・・」
一つずつ数えることには経験が必要です。遊びや普段の生活の中にあると、次第にできるようになってくるでしょう。
実は幼い時に指で数える経験が少ないと、5年生ごろに数のことがわかりにくくなっていたりすることがあります。幼児の時間の中で、どんどんいろいろと指を指して数えましょう。

数の概念には、順序があります。「数唱」ができるからこそ「計数」へ進むことができます。
※数唱・・・1から順に数を唱えることができる。
※計数・・・数と物を一対一対応させながら数えることができる。

ノビントスでは、シールをつかって一対一対応の取り組みをしています。指先を使ってシールをはずすことで、巧緻性も養われます。あわてずあせらずの気持ちを持って、一緒に楽しく行っています。
この時に、数が余っても、不足しても面白いのですが、不足数やあまりの数を子供に理解させよう、教え込もう!と、あせる必要はありません。
自然と子どもたちは、「あれ?たりないな・・・。」「おや、たりないぞ。」と思うようになるし、「あまっちゃった どうしよう~。」と自分で考えるようになっていきます。
また、一対一対応の取り組みは、ノビントスが大事にしている、目と手の協応力にも関係があります。
描く(書く)ことやボールをキャッチすること、蹴る、よけるなど、目からの情報に手や身体を連動させることに使われる力で、とても重要で生活や学習へもつながっています。
ノビントスでは、小さな幼児期の「数えるだけでも楽しいと感じる時期」をのがさず、大切に育んでいます。
学び舎ノビントスは、大切なお子様の
元気いっぱいの一歩を応援します。