ノビントス通信

コラム

「スーホの白い馬」の国から こんにちは

ハテナのとびらスペシャルレッスン 開催しました♪

小学二年生の子どもたちは国語の時間に「スーホの白い馬」 を勉強します。モンゴル民話ですが、これは内モンゴル自治区のあたりのお話だといわれています。ご縁があり、内モンゴル自治区ご出身のナランフさんと出会い、この度、みらい塾の特別講師としてお招きし、ふるさとの文化や暮らし、食べ物などいろいろなことを教えていただきました。

まずはウェルカムドリンクを♪料理には砂糖は使わない!なるべく食べ物そのものの味を味わう

みらい塾では今までのハテナのとびらのレッスンで、ロシアの料理家のエカテリーナさんからは、ロシアの紅茶の飲み方を教えていただきました。ジャムを紅茶には入れないのですよ♪芦屋の老舗の紅茶専門店MUSICATEA店主の堀江さんからはスリランカの茶畑のことや、美味しい紅茶の淹れ方や、紅茶の面白い実験も教わりました。そしてルワンダ在住の加藤雅子さんからは、ルワンダの人々が朝から飲む「チャイ」を作ってもらい、みんなでいただきました。

そして今回は、内モンゴル自治区の方々のお茶を、ナランフさんが一生懸命に祖国の味を再現しようと茶葉を探し、無農薬無肥料のほうじ茶にたどりつかれ、その茶葉で暖かいお茶を淹れてくださいました。なんとそれはびっくりする味でした!!さてさて、なぜびっくりしたのでしょう?

そしてお茶うけに、モンゴルのお母さんが子供に作る素朴な揚げ菓子も作ってくださいました。モンゴルの人々は、最近は他国からいろいろな食べ物が入ってきて、それを食べる人もいますが、基本的にお砂糖を使いません。歯を悪くする子がいなかったとおっしゃっていました。その揚げ菓子も、不思議なのですが、食べるにつれてほんのり良い甘みを感じ、気づけば完食!もしかしたら、日本は本当に添加しすぎているかもしれないと感じました。最近は、子どもたちのお菓子にも危険な添加物が増えています。子どもたちも、気づかないうちに様々な危険なものを体内に入れてしまっています。そんなことを考えながらポリポリとどんどん食べてしまいました。

おもしろいクイズがいっぱ~~い♪


お隣の家まで15キロから 60キロ離れていて、 馬がないと生活出来ない環境で、幼い頃を暮らしたナランフさん。ゲルという移動型の建築の家は誰もが簡単に片付けたり広げたりできる、じつによく工夫された家ですが、強い風にも負けません。なぜ?三匹の子豚のお話では木や藁でできた家は、狼に簡単に吹き飛ばされてしまうのに!?ゲル には天井に穴が開いています。その穴は、いったいどんな役目があるのでしょう?寒さの厳しいモンゴル平原に建つゲルの部屋を暖める為のストーブの燃料は一体何でしょう?簡易的な床にも実はひと工夫が!
湿気が上がってこないように、床の下にはなにかが敷き詰められています。何でしょう?5種類の家畜を大切にしているそうですが、さていったいどんな動物なのでしょう?その家畜たちのミルクをすべて利用するそうなのですが、用途が違うそうです。そのミルクの効能の研究も色々とされているそうです。

阪神大震災のときに ゲルをたくさんとどけてもらいました

阪神大震災が起こったときに、建物がたくさん倒壊した神戸に、ゲルをたくさん届けていただいた事があったそうです。みらい塾の坂井塾長も、震災でボランティア活動をしていたときに拠点となっていた場所がゲルでしたことを思い出していました。

モンゴル平原に異変?

広い広いモンゴル平原にも、現代は異変が起きています。人々は地下水を組み上げて生活に使っていますが、その井戸が次第に深くなっていき、水が出にくいそうです。また、平原の草の種類もどんどんと減っているそうです。モンゴル平原で暮らす人々も、そして生き物にとっても、その水、植物は生命の源です。それが減っていくとどうなるのか・・・。地球規模で、みんなで地球の環境を改善していかねばなりません。


この世に生まれてきて 自分のものはない

この世に生まれてきて 自分のものはない とモンゴルの人々は思っていて、「 物を持っている」という感覚が無いそうです。手作りの物が多く、みな一つ一つを大変だいじに使うそうです。「使い捨て」が日常である日本も、少しずつ「もったいない」というもともとあった考え方を大切にしつつありますが、次々と「欲しい物」を買おうと思うことも、立ち止まって考えてみるべきかもしれません。みらい塾の教材「子供の規範」の本にも、「欲しいものは買ってはいけない。必要なものだけ買いなさい。」と書かれています。


コスプレタイム!?

モンゴルの民族衣装をお借りして 写真を撮らせていただきました♪ナランフさんもモンゴルの衣装を着てくださっていました。美しい服、帽子、そしてブーツも見せていただいたり、着てみたりと、最後まで楽しい時間を過ごせました。

学び舎ノビントスは、大切なお子様の
元気いっぱいの一歩を応援します。